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佐助は徐々に快楽の波に支配されていく。ただ謙信が見て取るに、どこか 物足りなさそうでもある。何を必死に我慢しているのだろう。 「ひょっとして…なにか、きたいしているのですか?」 謙信が尋ねると、 「…べっ、別に…期待なんか…しちゃ…」 「いない、ようにはみえませんね…どこがいい?」 佐助は訴えるような目で謙信の方をじっと見ては逸らし、それを何度か繰り返す。 どうせ謙信の手の内から逃れることは出来ないのだから無駄に意地を張らずに さっさと楽にしてもらった方が利口だ。 「くっ…」 それでも、佐助は自分から求めることをためらう。結局何も言い出すことが出来ずに、 黙り込んで目をつむり下半身を襲う波に懸命に耐える。 「うーん…いいづらそうですね」 本人が言わずともたいして問題ないといった口調である。 「では…かすがに、きいてみましょうか」 ぎくりとした佐助は、 「えっ?あああっ…待った!待った!いいですってば!」 慌てて謙信の行動を止めようとするが、それもまた無駄なことである。 「どうなのでしょうね、かすが」 謙信は首を傾げて尋ねる。尋ねるという形はとっても「教えろ」という命令なのだから かすがが逆らえる訳はない。佐助の先端から口を離して遠慮がちに口を開く 「佐助が弱いのは、おそらく…この下の…」 陰茎の先端から指が下りていく 「だああーっ!だめだって!かすがっ、言うんじゃね…っ!」 叫んだところでどうにもならない。 「この…中かと…」 尻の穴のすぼまった所をちょんっと軽くつつかれると 「うくっ!」 その穴が、ひくうと更にすぼまる。 男の忍びは無駄に女を孕ませぬように、また体力の消耗を避けるために 生半可なことでは射精までには至らぬよう訓練されている。しかし、過度の性欲に 精神を乱されることがあっては、仕事への集中を欠いたり心身に支障をきたしたり する恐れがある。 その為、いざという場合に容易に体の熱を冷ませるよう、即座に淫気を解放できる ツボのような箇所が存在し、それが大抵は後ろの穴の中に隠れていると、かすがは言う。 「そう…しのびのみちの、かくもきびしいこと…」 といいながら自分の指をちゅぷうとしゃぶって涎をまぶし 佐助の後ろの穴の周辺に塗り付ける。 「だぁぁっ!ちょっ…そんな所、触ったらっ…御手が穢れちまうでしょーがっ…!」 「ふっふっ、あんずることなどありませんよ…」 滑りが良くなったところで穴の中心に中指をぐりぐりとねじ込む 「わたくしたちが…おまえをかいほうしてやりましょう…」 「やっ、い、いや、いけねぇ!……うああよしてくれぇぇっ!」 佐助はなんとか拒もうと振る舞うが、 「おや、くいつかれてしまいましたね」 「…あ…ははぁ…」 穴のほうは待ち構えていたように謙信の指をつぷりと飲み込む。 武田軍×上杉軍33
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佐助は、ぐっと掴んだ尻を強く揉みしだく。 「んっぁ、やあぁっ!」 隙間なく詰まったものが、なおもかすがを圧迫して息苦しいほどだった。 慄いて佐助の体にしがみつくと、上下の穴がきゅうっと締まった。 「ね、動いてもいい?」 囁きかけてくる佐助の呼気が熱い。 背筋がゾクゾクするのを感じながら数回頷いて見せると、蕩けた膣壁の合間で佐助が動いた。 続いて小太郎が腰を揺する。 「あぁぁっ、はぁ、あぁっ! やぁっ!」 小刻みな振動が途方もない快楽をもたらし、かすがは鋭い悲鳴を上げた。 ぎゅっと閉じた目のふちから涙が滲んでくる。 尻に火がついた、と言うと別の意味になってしまうが、まさに尻と腰が燃えるような感覚だ。 かすがは、まるでその炎に怯えて飛び込んだ川に溺れてしまったかのように、半狂乱になって 腕を動かしていた。 「あっ……はぁっ、はあぁっ、あぁーっ!」 「へへっ。可愛いーなぁ、もう」 佐助がかすがの右腕を捕まえた。 左手は小太郎に掴まれ、後ろに引かれる。 ぐいと引っ張られた分だけ挿入の深度が増して、穿たれた陰茎に肉が絡みついた。括約筋が 絶えずヒクヒクと男を甘噛みしながら、摩擦の快感に歓喜する。 こめかみを流れた汗を、佐助が舌を伸ばして舐めた。 頬や鼻筋、まぶたの上から額へと這い、 「……ね、かすが? 穴ん中、ぎゅうぎゅう詰めにされてる気分はどう?」 微かにふるえる問いかけの声さえ舌と同じ熱気と湿り気を帯びていて、かすがの肌を舐めて くるような熱っぽい響きだ。 「あっ、はあぁぁっ! い、いっ、すごいっ、もう、だめっ……」 「もうだめなの? でも、もひとつ空いてるところ、あるでしょ」 え? と表情だけで答えると、佐助はかすがに口づけをした。 「んっ……んんっ!」 いったん唇を離し、今度はついばむように何度も軽く唇を合わせる。 「ここ。空いてるじゃない」 言いながら小さく笑う。 互いの呼気を混ぜ合わせるように息を吹きかけ、薄く開いたかすがの唇に舌を潜り込ませた。 歯列や歯茎を撫で回しながら舌を激しく動かす。 そうしながら同時に腰を突き上げた。 「んんっ、ふ、はふっ……や、んううっ!」 やがて呼吸もままならなくなる。かすがは苦しげに呻きながら佐助から逃れようとするのだが、 唇を離してもすぐに捕まって、再び口内に舌を差し込まれた。 何度逃げても同じように舌が挿入される。 「ふっ……は、あぁっ、ふうぅっ!」 進退を繰り返す舌を唇で締め上げ、追い出すように舌で応戦し始めると、荒々しい口づけは 情交と同じものになっていた。 肉路の圧迫を唇で再現し、頬を蠢かせて舌を吸えばその動きは襞の蠕動と変わらない。 氏政公がみてる17
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「…どーしちゃったの?ん?」 佐助の食い入るような視線に捕らえられ、退くに退けなくなってしまう。 「………しょうめい…するのですね?…わかりました」 そう言って目を閉じようとすると佐助がだーめ、と首を横に振る。 「目ぇつぶってちゃ、わかんないでしょ?」 謙信の固く閉じた唇に親指をあてて左右になぞる 「ね…舌だして」 「ん…こう?」 謙信が口を開けて舌を少し覗かせると佐助はれぇっと舌を出して、 「こう、すんの」 「うーん…きはずかしい、ものですね……ん…」 思い切って口を開けて舌を突き出すと、佐助が上唇と彼自身の舌でそれを捕らえる。 「えうっ…」 そのまま舌の根本まで引き出そうかというくらいに、強引ではあるが滑らかににゅるうと 吸い付き 「ん、っふ…んんっ…」 鼻に掛かった声を聞かせながら謙信の舌を味わう。 「…っふ…う…」 その声に誘われ、謙信も声を出してしまう。 こらえきれなくなった様子を見て佐助は、んふふ、と鼻を鳴らして笑む。 佐助はくわえこんだ謙信の舌を離さずに、根本から先端までの深い往復をゆっくりと 繰り返す。 「んっ……んっ、んんっ、んあっ…」 「んんっ、…んっふふっ、いーねぇ……」 その動きを続けながら謙信の荒くなる息づかいの調子に合わせて、んぅっ、ふぅっ、と 吐息混じりの甘い声を吐く。 淫らに熱く潤んだ声が互いの鼻息に混じって漏れ出していく。 「ふふっ、とろけちゃってる…謙信様ったら…」 膝に乗せられていた手がすうっと股を割って股間に近づくのを感じた謙信は、 慌てて佐助の手首を掴み、もう片方の手で秘所を覆う。 「うあっ…だっ、だめっ…いけないっ!」 引きずり出された舌を引っ込めてパッと顔を離す。 「どーして?」 止めようが隠そうがお構いなしといった具合で、その上から力任せにぐうっと押さえつける。 そして手を重ねたままぐりんぐりんと強く小刻みに動かす。 「あっ、くっ…」 強く押さえつけられた謙信の手のひらには、柔らかく温かな肉感とぬるりとした感触が 伝わる。 「ああ、そーゆうこと…、自分で触りたいってことね?」 「い、いや……これは…」 「あっは…謙信様だって、やらしいこと好きなんじゃない…ねぇ?」 武田軍×上杉軍9
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こたうじ14 「すっかり冬じゃのう」 春には薄紅に色づく小田原城は枯れ木ばかりとなって、何ともうら寂しい。雪が降ればそれもそれで美観となるだろうが、固い樹皮と枝が眼下に広がる光景は物足りなかった。 「いつまでも花があって欲しいと思うが、それも酷じゃな。もう次の春を見越して力を蓄えておるのじゃから」 人よりもずっと先を見据えているのかと呟く氏政の背が丸い。戦装束を纏わず、羽織の老人の姿は小田原城下の木々に似ている。だが春を待ちわびる氏政の顔には、桜のような内に秘めたる勢いがなかった。 「……っ」 不吉な思いを振り払うべく、小太郎は奥からもう一枚、上掛を持ってこようと立ちあがる。寒風は体によくない。 「よいよい、小太郎」 氏政がそれを制す。 「春の華やぎも冬の訪れも、我らが北条家の主が受けてきたものじゃて。ご先祖様が身にうけた風が寒かろうか」 「……」 渋々、足を戻す。氏政は決めたことはけして覆さない。だが後であたたかいものを出すよう誰かに頼もうとは思った。 「小太郎、次の桜も見たいか」 「!」 言うまでもなく。 「そうか。儂も見たいぞ」 次の春も、そのまた次の春も。 幾度先の桜でも見たい。 氏政が治めるこの城で。
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夏が来て、秋が来て、冬になり、そうしてまた幾度かの春を迎える。 年の開けた頃には、俺は立派な引込禿となっていた。 「どうだい調子は」 「慶次殿」 座敷の掃除をしていると、首代の慶次殿が話し掛けてきた。 このお方も相当の遊び人だと聞き及んでいるが、廓では用心棒的な役割も果たしていた。 気さくな人柄で、鷹波屋の遊女達にも人気が高く、俺自身も廓入りした当初から目を掛けて頂いており、 なんだかんだと相談に乗ってもらっていた。 「その堅苦しさは直らないねぇ」 と、苦笑いをするから、申し訳ない気になってくる。 「む、かたじけない…」 「幸村らしさは、大切だけどね」 頭を下げる俺を手を振って制止すると、人当たりの良い笑顔を向けて来る。 「午後からまた稽古だろ。大変だねぇ、引込は」 そうなのだ。 身体を鍛える為に積む修練は嫌いではないのだが、茶道も華道も琴も三味線もあらゆる稽古が苦手であった。 先生にはいつも全てが力任せだと叱られているのだが、どうしても気合いが入ってしまう。 茶を立てる時も、自分では気付かぬ内に「うぉぉぉぉ!!」と怒号を上げているらしい。 「将棋なら…好きなのだが…」 肩を落としていると、ぽんぽんと頭を撫でられた。 「一生懸命なのが幸村の良い所だよ。稽古場の先生も幸村のやる気には誰も叶わないって言ってるしね」 そうは言ってもやる気だけではどうにもならない。眉根を寄せて俯いてると、下から覗き込んで、子供に諭す様に話し掛けて来た。 「大事な事だよ。人の為に自分を磨ける子なんてそういない」 確かにこういう事は、自己を高める為に行う稽古であろう。しかし俺達は、顔も知らぬ客の為に日々切磋琢磨しているのだ。 言われるまでそんな事、考えた事もなかった。 だって… 「佐助は全部当たり前に出来ている」 歌も踊りも、佐助に叶う者なんていやしない。とても優雅に、そこに在る。 野に咲く花が、誰に教えられる訳でもなく美しいのが当然の様に。 佐助自身は「自分の見てくれは、良いとこ中の上だよ」と、それを否定するのだが。 だから手練手管を磨くのだと。 謙遜なんかする人間ではないから、余計に腑に落ちない。 俺には、佐助以上の人がいるとは思えない。 そう思わせる事も、やはり手練手管の一つなのだろうか? 「あー…幸村の姐さんは、特別な例だったか」 と、慶次殿はもう一度ぽんぽんと頭を叩いた。 慶次殿は、優しい。 ここでこの様に優しく扱ってくれる人間など、他にいない。 遊女達が夢中になるのも頷ける。 そこまで考えて、自分も慶次殿に気を許している一人なのだと気が付いて、急に気恥ずかしくなった。 顔が赤く染まるのが分かり、慌てて話題を変える。 「ところで何か用があってここに参ったのではないのか?」 「あぁ、そうだった。その佐助姐さんはここにいるかい?」 俺の頭から手を下ろし、視線を奥の部屋へと向ける。 俺に用事ではなく、佐助に用だったのか。 「佐助なら、奥でキセルを吸っている。掃除の邪魔だからさっさと湯へ行けと言ってくれ」 声が少しぶっきらぼうになってしまった事に自分で驚いた。 「そう言うもんじゃないよ。昨日も遅くまで仕事だったんだろ」 その佐助の稼いだ金で、幸村も食わしてもらってんだから、と口に人差し指を当てて嗜める様に慶次殿は言った。 「佐助姐さーん、ちょっと話があるんだけど」 そう言って、慶次殿は奥の部屋へと入って行き、後ろ手に襖を閉めてしまった。 慶次殿の背中を見送りながら、佐助も、慶次殿の様な人が好きなのだろうかとぼんやりと考える。 それは、嫌だ。 何故だかとても、嫌だ。 得体の知れない感情に支配されながら、俺はまた気もそぞろに掃除を続けた。 花魁5
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「あんただって大事にしてんじゃない……いいの、俺なんかに預けちゃって?」 「それは、かすががきめることですから」 かすがの心は彼女のもの。謙信は、彼女を大事に思うからこそ、自分の独占欲で 縛りつけてしまってはいけないと思っている。 「もっとも…かのじょにつりあわぬおとこなら、なますにしてやるところですが」 柔和な笑みをたたえながら、えげつないことをサラリと言ってのける。 「ははっ、怖い姐さんだ」 話しているうちに佐助の緊張がほぐれ、思い詰めた雰囲気もいくらか和らいできた。 「んっ…ありがとね…」 もう大丈夫だから、と謙信の手をのける。 「そう…では、まかせましたよ」 謙信は脚を組み直して、腕を組み、また見物の姿勢に戻る。 佐助は、頭だけを縁につけていた姿勢からよっこらしょ、と座り直し、湯船の壁に背と 腰をつける。そしてかすがの均整のとれた身体を下からゆっくりと見上げる。 「んーっ…最っ高に、いー眺め……」 腰のくびれと下乳の揺れがなんともいえず、佐助の欲情をそそる。 佐助が謙信と話している間に、信玄はかすがの尻側から手を伸ばし、膣穴のなかに 指をひとつ埋めてしまっていた。信玄の手は並外れの大きさなので、指ひとつでも かすがにとっては肉棒を突っ込まれているような感覚である。 「はあぁぁっ…ん…」 かすが自身の熱の高まりを、吐息の熱さが物語っている。 (うかうかしとると、おまえの前にワシが戴くぞ…) (はっ、冗談っ!) 主人とはいえ、自分の好いた女を独占されるのは勘弁ならない。 「ね、かすが…俺も中にお邪魔していい?」 「…そ、そんなこと…いちいち聞くなっ…」 「じゃ、遠慮なく……入るよ」 「あ、いやっ、待っ…」 既に信玄の指が埋まっているかすがの中に、佐助の指がふたつねじ込まれる。 「い…やぁ…っ…」 「んん……奥まで、いっちゃうからね…」 「んあっ…あ…ああっ…あああぁぁっ…」 少々きつい膣穴の隙間ををぐりぐりとこじ開けて、 「…よっ、と」 「あぐぅぅっ!」 指を根元まで埋める。 「こんちわ、大将」 信玄と佐助の指がかすがの中で重なり合う。信玄が佐助の目を睨むと、彼も覇気を 取り戻した眼差しで、負けじと睨み返してくる。 「はっ…随分と待たせおって」 男達は目を合わせたままにやりと笑んでから、かすがの顔に視線を移し、ゆっくりと 抜き差しをし始める。 武田軍×上杉軍45
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「ううっ…思い出すだけでも腹が立つ!」 氏政は顔を真っ赤にして俯いたまま、畳をパンパンと叩いている。 まあ、詳細を聞かなくても、何があったかは何となく想像はつく。 身体の関係にしても、お姫様にしてみれば 「自分が不甲斐ないから、風魔は自分をバカにして、こんな仕打ちをするのだ」 と思っている…といった所だろうか。 どうしても風魔を見返したくて、足掻いているように見える。 風魔にしてみれば、バカにしているつもりなんてなくて、ただ単にイチャついてるだけなんだろうけど。 「頼む、佐助!わしに稽古をつけてくれ!勿論タダでとは言わぬ!給与ははずむぞ!」 給与の言葉に、佐助が反応する。 うーん、参ったなあ… 確かにそろそろ懐がヤバい時期なんだよなあ… 忍たる者、主以外の命に従うのは如何なものかと悩んだが、それでも断ってしまうのは惜しい。 …まあ、ここにいる間だけなら、いいかな? 「んー、いいっすよ。」 「誠か!恩に着るぞ、佐助!」 あまりに切実な懐事情に、佐助はついその甘い誘惑に流されてしまった。 それから、北条御一行の滞在中、佐助と氏政は「秘密の特訓」をする事になったのだが この事が後に、色々とややこしい事態を招く原因になる。 吼えぬ孤狼と骨折り狐 12
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「もうさぁ…カッコ悪いとこ…ばっかじゃん……俺…」 先程の出来事が相当応えている。かすがに合わせる顔が無いといった感じだ。 自分からいかせてくれとお願いまでして、泣きながらよがりまくった挙げ句に失神。 「これ以上…みっともない事…させないでったら…」 ここまで無様な姿を晒した男が、彼女の股にしゃぶりついたところで不愉快 だろうし迷惑がられるだけだ、とでも思っているのだろう。 「まぁまぁ、そういわずに」 「…やだ…もう無理」 かすがが懸命に自分の腹に付いた物を舐めとったのを、佐助は見ていない。 自分の姿が彼女の目にどのように映っていたのか、本人だけが気付いていないのだ。 (ふふっ、かわいいことをいって……きにやむことなどないのに……) とはいえ、萎縮する佐助に無理強いしてしまっては、傷心に追い打ちを かけるようなもの。 「しんげん…さすけがえんりょするのですよ…」 自分で酷くしておきながら、謙信はさも気の毒といった風に、すねる佐助の頭を もしゃもしゃと撫でてやる。 「そうか、だったら…」 信玄がかすがの口元から手を離し、提案する。 「かすが、おヌシからねだってみてはどうじゃ?」 俯いていたかすがの顔がぼっ、と赤くなる。 謙信は佐助の方からかすがに目線を移して、 「それは…じつによきていあんですね」 期待感に満ちた笑みを浮かべる。 「よ、よくなどありませんっ!全然!」 かすがは、羞恥心からこれを拒否してしまう。当たり前のことだ。 しかし佐助の方は、かすがの言葉を真剣にとらえてしまう。 かすがが自分の事を拒むのはわかりきっていたくせに 「はっ…意地悪な…お方達だ……まったく…」 とへそを曲げてしまった。 謙信は両者の顔色を見てから 「そうですか、では…」 髪を大きくかきあげて、湯船の縁から降りて湯の中に入る。佐助と目の高さを合わせて にこりと笑いかける。 「さすけ、そうめげることはありませんよ」 彼の両頬を手のひらで優しく挟んで彼の目をじっと見つめる。 「何…その言い方…いちいちムカつくんだけど…」 「わたくしがすこしだけ、あいてをしてあげますからね…」 そのまま自分の顔をゆっくりと近付けていく。 「へっ…?」 佐助は謙信の青い瞳になんとなく心を奪われ、引き寄せられてしまう。 「ふふっ…そうこわがらずに…」 「…あ…あぁ……」 青い薔薇が咲き乱れ、視界が埋め尽くされる感覚に襲われる。 「ああぁぁぁ…っ……」 (はっ!あの眼差しはまずい!) 見るものを虜にする、謙信の魅惑の眼差し。魅入られた者の視界が薔薇で 覆い尽くされたとき、とてつもない陶酔感に満たされながら昇天させられてしまう。 その威力と効果の程はかすがが誰よりもよく知っている。 「(ああっ、謙信様…お許しを!)見るな佐助!目を閉じろ!」 かすがの叫び声を聞いてハッと我に返る佐助。 「なっ!…何…今の…?」 首をぶんぶんと振る。しかし、ぼんやりした感じからどうにも抜けきれない。 武田軍×上杉軍41